まだなにもない空間:Index楽器置場 Top用語説明 Topその他 Top>その他 3
*

用語説明

その他 3

ギター関連の用語でここのコンテンツの他カテゴリから漏れた項目や、ギターに限らない音楽の専門用語などについての説明を、こちらにまとめました。 このページでは、バンドのパート関連や音響機材関連の用語についての説明をまとめてあります。

Index - その他

その他 1
ギター関連・チューニング
ギター関連・メンテナンス
その他 2
ギター関連・その他
その他 3
パート関連
リード
サイドギター
バッキング
ソロ
リズム隊
上モノ(ウワモノ)
音響設備関連
ハウリング
PAシステム
モニタースピーカー
中音(なかおと)
外音(そとおと)
バランス伝送
アンバランス伝送
DI(ダイレクト・ボックス)
その他 4
リズム関連
その他 5
スコア表記関連
その他 6
音楽用語:理論
音楽用語:コード関連
その他 7
音楽用語:コード進行関連
音楽用語:スケール関連
その他 8
音楽用語:キー関連
音楽用語:その他

:別ページに移動します。

その他 Topに戻る

用語説明 Topに戻る

- パート関連 -

リード

曲中で、主要なメロディーを担うパートが、リードと呼ばれます。 特に、複数人数が同じ楽器を用いる時、その同一楽器の演奏者の中でもっとも主要なメロディーをとる人を指していいます。 最も目立つラインを弾く演奏者といっても良いでしょう。 ギターの場合、リードと呼ばれるパートは、ソロやオブリガートなど印象的なフレーズをより重点的に担当します。

サイドギター

ギターパートが複数人数いる時、リードギター以外のギター担当のことを、サイドギターと呼んだりします。 リズムギターと呼ぶこともあります。 ギターの種類ではありません。 主に裏方的なバッキングに徹するために、地味な感じに捉えられがちですが、曲の骨を支える重要な役どころでもあります。

バッキング

曲中において、歌やメインのメロディーを担うパート以外の総てのパートやその演奏内容を指して、バッキングといいます。 コード弾きでバッキングをすることを、特にコードバッキングと呼んだりすることもあります。 曲を下支えする演奏ですので、やはり重要な役回りといえます。

ソロ

独奏を意味しますが、特に軽音楽ではバッキングに回っていた楽器隊の一部がリードを取って、曲全体のメインとなるパート(歌など)に変わって、メインのメロディーをとる部分のことを指します。 特にギターでは、ソロの場面が脚光を浴びる印象的な場面でもあり、ソロの派手なイメージが楽器のイメージに重ねられる部分も色濃くあります。

リズム隊

リズム楽器の総称です。 ベース・ドラム・パーカッション・ギター・キーボードなどが含まれます。 軽音楽のバンドなどでは、特にベースとドラムの低音パートのみを指してリズム隊と称することもよくあります。 ただ、厳密に言えば、上に挙げた楽器全体がリズム隊といえます。 ギターも、リズムを疎かにしてはいけません。

上モノ(ウワモノ)

リズム隊に対し、メロディーを担うパートのことを指します。 歌などメインを取るパートを主に指しますが、ブラス/ウィンド系の楽器をはじめ、ギターやキーボードなどを指して、上モノと表現することもあります。 俗称なので、判然とした定義が確固として定まっているわけではありませんが、メロディーを奏でることができ、またリードを取ることも比較的多い楽器や歌のことを指していると見て、差し支えないでしょう。

- 音響設備関連 -

ハウリング

アンプを使った楽器などで起こる現象で、出力された音が再び入力に入り、永続的なループができてしまうことで起こります。 大抵は耳障りなノイズとして扱われます。 マイクの場合、スピーカーから出る音をマイクが直接拾ってしまうと、ハウリングがおきます。 マイクでのハウリングを防止するためには、マイクの音を拾う方向の円錐と、マイクからの音を出すスピーカーの可聴範囲の円錐が重ならないように、マイクをスピーカーに向けない配置にすることや、スピーカーからの出力を上げすぎないようにすることなどの対策が有効です。

PAシステム

パブリック・アドレス・システムの略語で、その空間にいる人にステージ上の音を聴こえるようにする拡声装置のことを言います。 略してPAとも言います。 入力された音に関して、ミキサーで各パートの音量や音質を整え、バランス良く音を聴こえるようにするのが主な役割です。 バンド向けのレンタルスタジオなどでは、ライン入力の楽器(Vo.やキーボードなど)をつなぐための小規模なPAが設置されています。 ライブハウスなどでは、ステージ上からマイクやラインを通じてPAシステムに音を送り、そこですべてのパートのバランスを整えて客席向けのスピーカーやモニタースピーカーから音を出します。 なお、通常のライブハウスでは、PAシステムの操作には専属のスタッフが当たっています。 PAシステムを操作するマニピュレータは、PAさんと呼ばれます。

PAシステムの用途は音楽に限ったものではなく、テレビ・ラジオなどの公開放送や演説などでも用いられます。

モニタースピーカー

ライブハウスなどで、ステージ上の演奏者に対して、PAシステムを通った音をモニタリングさせるためのスピーカーのことを指します。 モニター、返し、ころがしなどとも呼ばれます。 ライブハウスでは通常、ステージ上にいると、スピーカーには指向性があるために、客席側に流れている音はハッキリとは聴こえません。 そのため、客席に流れている音がどうなっているのかを演奏者にモニターさせるためのスピーカーが、ステージ上には別に用意されています。 ただし、モニターと客席側スピーカーの出力ラインも、基本的には独立しているため、モニターから出る音のバランスを演奏者の都合に合わせて変えたりすることもありますし、PAマニピュレータとステージ上との直接交信に使われたりすることもあります。 ごく小規模のイベントやステージなどでは、特にモニターが用意されていないこともあります。

中音(なかおと)

ライブハウスなど大規模なPAシステムを持つステージにおいて、ステージ上で聞ける音のことを指します。 演奏者の楽器のダイレクトな音(アンプからの音などを含む)や、モニタースピーカーからの音などが中音にあたります。 通常は、中音はステージ上の出演者が聞き取るための音になり、客席で聞ける音とは差があります。

外音(そとおと)

ライブハウスなど大規模なPAシステムを持つ会場において、客席で聞ける音のことを指します。 客席に向けたスピーカーからの音になり、PAシステムでバランス調整をされた音になります。 外音は、基本的にはステージ上の出演者が直接聞くことができません。

バランス伝送

電気信号の伝送方式です。 ホットとコールド、グラウンドがそれぞれ独立して確保され、ホットとグラウンド、コールドとグラウンドの電位が同じ大きさになるため、バランス伝送と呼ばれます。 バランス伝送では、元のシグナル(ホット)に対して位相を逆転したシグナル(コールド)を作って対にして送り、受け手側で逆位相のシグナルを正位相に戻して足し合わせることで、伝送経路で混入するノイズをキャンセルすることができます。 ノイズキャンセルの原理ですが、バランス伝送で送られた信号に伝送経路で混入するノイズは、正位相・逆位相のシグナルの両方に同じ位相で混ざることになります。 このとき、シグナルの受け手側で逆位相のシグナルを正位相に戻すと、ソースのシグナルに関しては正位相に戻りますが、伝送経路で混ざったノイズの信号は逆位相になり、正位相側のシグナルに混ざったノイズの位相と反転します。 そのため、それらの二つの信号を合わせると伝送過程で入り込んだノイズは位相差で打ち消され、元のシグナルのみが残るという原理になります。 バランス伝送では、正位相・逆位相の2つをバラバラに送ることのできる2芯以上のケーブルが使われます。

アンバランス伝送

電気信号の伝送方式です。 アンバランス伝送では、コールドとグラウンドをシールドで兼用します。 そのため、ホットとグランドの電位差と、コールドとグラウンドの電位差は等しくならず、アンバランスになることから、アンバランス伝送と呼ばれます。 アンバランス伝送では混入するノイズをキャンセルできず、ケーブルが長くなるほどノイズの影響が大きくなるため、長距離のケーブルを引く際などには向きません。 ケーブルを長く引く場合などは、バランス伝送が向いています。 アンバランス伝送では単芯ケーブルが使われます。 ギターやベースなどのアンプにつなぐ楽器のほとんどは、アンバランス伝送での出力になります。

DI(ダイレクト・ボックス)

DIはダイレクト・インジェクション・ボックスの略で、日本語では俗称として「ダイレクト・ボックス」と呼ばれることが多くあります。 DIは楽器からのアンバランス信号を受けて、それをローインピーダンス化し、バランス伝送に置き換えて出力することを主な目的とした変換器です。 ライブハウスなどでは、ベースやエレアコなどの接続でよく使われます。 なお、DIにはバランス出力の他に、アンバランスの入力をそのままスルーアウトする出力を備えているものも多く、バランスはPAのミキサー側に、スルーアウトは楽器のアンプにつないで、ミキサーと楽器用アンプの両方に出力するという使い方もよくあります。

ご意見・ご感想・ご質問・お気付きの点などについては、下記連絡先までお寄せください。
連絡先:ki_ng@mail.goo.ne.jp
inserted by FC2 system