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アクセス制限をかける -計画編-

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はじめに

ここでは、JavaScriptを使った、アクセス制限をかけるスクリプトの作成を目的として、一連の作成過程を記述していきます。 まず手始めにやらなければならないことは、JavaScriptはプログラムなので、どういった動作を実現させたいのかを明確にすることです。 ここでは、「特定のリンクをクリックしたときに、パスワードの入力ダイアログを開き、特定のページへの進入制限をかける」動作の実現を目的にします。 それを踏まえて次のステップに行きます。

手段の明確化

プログラムを組むに当たっては、プログラムの動作の流れ、使用する言語・メカニズムなどを明確にする必要があります。 この段階で、プログラム作成の全体像を明確にしましょう。

どのような動作で実現するか

目的の動作を、どのような方法で実現するかを考えていきます。 目的の動作において、何が必要になるかなどを明確にします。 今回は大まかに見て、「特定のリンクをクリックしたら、処理を開始すること(処理の開始イベントの取得)」「パスワードの入力(ユーザーが入力するインターフェースが必要)」「正しいパスワードとの照合(入力値と設定値の比較をする)」「特定のページに移動させること」などが、とりあえず要求されますね。

何を使って実行するか

上で整理した動作を、何を使って実現するかを考えます。 このページの場合は、すでにJavaScriptでの実現を目的にしているので、特に他の手段を考える必要がありません(私自身が他のプログラム言語に通じていないということもありますが)。 実際には、どういった言語を使うかや、どういうメカニズムを使うかなどを、目的の実現に対する実効性・利便性によって特定する必要があります。

実際的な話をするのであれば、パスワードによるアクセス制限を作る場合、JavaScriptのブロックはそれほど有効ではありません。 JavaScriptは、クライアントサイドにダウンロードされてから実行されるスクリプトということで、結構大きな制約があります(スクリプトがすべてダウンロードされるので、パスワードなど内容を秘匿することが極めて難しい)。 また、比較的理解しやすく作られているので、スクリプトを理解できる人が少なくないという、大きな欠点があります。 実際に強固なアクセス制限をかけるのであれば、サーバーサイドで動くCGIを利用するのが有効な方法です。

動作を具体化して把握する

今回は、次のような流れを実現させる計画になります。

今回の動作では、処理の分岐は少なく単純になっているので、特に深く考えることはありません。 最後にひとつだけ条件分岐があるだけの、ほぼ一本道の処理になります。 複数の条件に合わせて動作を振り分ける、もっと複雑なプログラムを書く場合は、プログラムの処理のフローを図にするなどしてまとめておく必要がありますね。

次は、作成編・1です。 head内に記述するスクリプトを作成していきます。

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