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らんち

ごあいさつ(35.8kb)

うちにはモルモットがいました。 そのモルモットのらんちは、2006年1月27日にその生涯を閉じました。 両手に余るサイズで、ハムスターと比べるとかなり大きいのに、とても臆病なので、できるだけ目立たないところでのんびりと座り込むのが好きでした。 人に触られたり、じっと見られたりするのが苦手で、逃げ回ったり、陰に隠れたりするくせに、おなかがすいているときには自分から餌を催促してくる気紛れさもありました。 ここでは、らんちのかつての姿を紹介していきます。 もうらんちはいなくなってしまいましたが、それでも興味を持ってくれる人がいることは、今でもらんちにとって嬉しいことだと思うから。

らんちの写真
らんちの画像を紹介しています。
らんちの思い出
らんちのことについて、不定期に書いた記録です。

詳解・うちのモルモット

名前
らんち(オス)
2000年3月19日生 - 2006年1月27日没
サイズ
体長およそ30cm、体重1100gとちょいくらい。
もらってきた当初は片手でもひょいっと持ち上げられるくらいだったのに、両手でないと持てないくらいに立派に成長しました。 体長も体重も倍ぐらいになりました。
好物
草(…)
モルモットは草食性です。 なので、肉をやっても食いません(多分)。 うちのらんちに限って言えば、穀類もあんまり食べないみたい。 生野菜には興味を示し、結構食べはするんですけど、あんまり慣れると飽きるらしく、だんだん贅沢に… 飼い主なりにいろいろ考えて野菜をやってみても、結局何の文句もいわずにばくばく食べるのは市販品の牧草だけみたいでした。 これまで食べた野菜は、レタス、トマト(これらはよく食べます)、小松菜、雪菜、みつば、サンチュ、白菜、キャベツ、人参、ブロッコリー、赤ピーマン、もやし、キュウリ、みかん、イチゴ、バナナ(ブロッコリー以後は時によりまったく食べない…)などです。 根菜や果実よりも葉っぱが好きです。 あと、マスカットも食べること判明。 他にモルモットフードも与えてます。 ニッパイの「プチ・モルモットフード ミックスタイプ」は、意外に好物だったようです。
禁物
いろいろ(爆)
モルモットに限ったことではないかもしれませんが、やってはいけない食べ物も少なくありません。 肉類は食べないのでやるだけ無駄です。 らんち自身は、人為的に作られた人間向けの食品やお菓子・甘いものなどに興味を持たない(というか怖がる)ので助かりますが、人向けの食品類やおやつなどは全般的に無為に高カロリーなので、ペットにとっては良くありません。 ペットのおやつなどという製品についてもあまりお勧めしません。 モルモットは野草も好んで食べたりしますが、異食性も強くて毒だろうがなんだろうが見境なく食べ、しかも吐くということもないので、毒草などが混ざると非常に危険です。 毒草かどうか見分けの付けられない場合は、野草をやることは避けたほうが良いでしょうね。 あと、大方のペットに共通していますが、ネギ、玉ねぎ、ニラ、ニンニクなどは、赤血球を壊れやすくし、溶血性貧血という場合によっては致命的にもなる症状を招くことがあるので、やってはいけません。
モルモットには頬袋もなく、口が小さいです。 おちょぼ口です。 おまけに手も使えないものだから、大きいものを食べるのは一苦労。 プチトマトをまま与えたりすると、表面がつるつる滑るので、まず取っ掛かりになる傷をつけるまでが運動会です。 そのせいか、トマトはよく食べるくせに、プチトマトはあまり喜びません(食べはするんですが)。
この口から飼い主を服従させる鳴き声が発せられます。 音は、文字では表現しづらいですけど、強いて書くなら「みゅきー」とか、「うぃいー」とか、そんな感じでしょうかねえ。 他にも、何かを探しながら歩いているときなどに、小さな声でブイブイ言ってます。 多分この鳴き声からギニアピッグ(英語でのモルモットの呼び方のひとつ)なんて呼ばれたりしたんだろうなあ。
耳は結構鋭いようです。 空腹時などは、冷蔵庫のドアの開閉音(冷蔵庫には野菜が…)や、牧草を入れている袋特有の音が聞こえるといずこからともなく接近してきて、餌をもらう体勢を整えて待ってたりします。 ちなみに、耳は結構動きます。 触ろうとすると、嫌がってぴくっと動かしたりします。 あと、眠りかけのときもぴくっぴくっと動きます。 随意運動というよりは反射運動みたいですけど。
それなりに遠くまで見えているようです。 行き止まりに追い込もうとしても、事前に行き場がないところは見て取って、近づこうともしません。 黒目ばかりのように見えますが、よく見ると何を注視しているかわかったりします。
らんちは、大半が茶色と白(茶色が多い)の二色です。 他のモルモットには、黒い毛も混ざったものもいるみたいですね。 個体によって毛の色や模様の配置が違います。 うちのらんちは、黒毛がほとんどないので巨大なゴールデンハムスターみたいに見えますね。 毛足は長く、腰のあたりに二つのつむじがあって、そこから頭のほうに向かって毛が流れています。 年中、よく抜けます。 水もよく弾きます。 その反面、濡れると乾きにくいです。 毛足が長いので、籠の床に敷いてあるパインチップや牧草を巻き込み、部屋中に散布してくれます。 お尻のほうの毛は、放っておくとおしっこまみれになるので、ときどき散髪してやっていました。
ひげ
鼻先にたくさんと、目尻のあたりから左右1本ずつくらい、ぴよんと長めの毛が出ています。 ひげです。 触覚器で、非常に繊細に反応します。 特に、目尻から出ているひげは鋭敏で、そこに物が触れると激しく飛びのきます。 それを触られるのは大嫌いです。
前足(手?)の指は4本で、人間でいう親指がありません。 そのため、物をつかむことはできないんです。 後足の指は3本で、人間でいうと、薬指と小指にあたるところがありません。 親指と、他2フィンガーです。 大きく分岐しているということはないのですが、親指と他の指の間は微妙に角度が異なり、少し開くようになっていて、人間がやれるような感じに、その間に物をはさむこともかろうじてできるようです。
走るときはウサギのように、後足と前足がそろって動きます。 歩くときは前後ばらばらに互い違いに足が出るんですけどね。 ちなみに、らんちのはここを触られるのがとても嫌いです。 足を投げ出して休んでいるときに、足の甲をつつくと、がばっと振り向いて歯を立てます。 めったに攻撃的に噛み付くことはないんですけど、このときだけはそうしようとする気配があります。
パワー
モルモットは意外にパワフルです。 らんちは通りたい道に障害物があったりすると、鼻でぶんっと押しのけて通ろうとする我の強さがあります。 らんちの気性が荒いって事なんでしょうか? それ以外にも、キック力は結構なものがあります。 持ち上げるとき、持ち方が悪いと思いっきり蹴られて逃げられることもしばしばです。 それは走り出すための蹴りですが、爪が結構鋭いので、流血の事態になることまであったりします。

モルモット、個体差はあるとは思いますけど、なんかハムスターよりもずっと頭の回転がいいみたいです。以前ハムスターを飼っていたことがあるので、なにかと比較してみてしまうんですけど、モルモットはハムスターよりもとにかくでかくて、両手を使わない分不器用で、非常に臆病ですが、ハムスターよりも人を意識して行動したりしているような気がします。そこがまたかわいかったのです(飼い主は盲目である)


こんな大きさ(4.27kb)
手前の赤と白と緑の四角は普通のオーディオテープです。 らんちの大きさはこのくらい…

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